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山口大学図書館では、図書館サービスの向上や、ピアサポート、学生のキャリア形成支援を目的に掲げ、2006年より学生協働という活動に取り組んでいます。
このブログでは学生協働の学生(LA:Library Assistant)が主体となって、活動の様子や図書館からのお知らせなどを掲載します。

県立美術館企画展レポ
こんにちは!学生協働2年の武田です。

山口県立美術館で開催中の企画展
「毛利博物館所蔵「源氏物語絵巻」―はじめて出会う『源氏物語』」
を見に行きました!



平安時代に紫式部によって書かれた『源氏物語』
千年以上に渡って人々に親しまれ、文学に限らず広く芸術に与えた影響は計り知れません。
また次回作の大河ドラマ《光る君へ》で紫式部が描かれる予定であることから、
再び『源氏物語』に注目が集まっています
love
この企画展では、毛利博物館所蔵の絵巻物を通して、
『源氏物語』の世界を楽しむことができます。


ここまで真面目に書きましたが、正直私はあまり源氏物語を知りません汗
古典の授業程度の知識で楽しめるか心配でしたが、
大丈夫だったということをここでお伝えしますね!パー
さて、気を取り直して、私から2つの楽しかったポイントを紹介します。



①美しい絵巻物と分かりやすい解説

流麗な文字緻密で美しい絵が交互に続く絵巻物が、
あの大きい展示スペースに広げられている様子は圧巻でした星
詞書は青蓮院尊純法親王。さらさらと、まさに流れるような書でしたlove
また絵を見て、
「御簾ごしに座っている人物って描けるんだ!?」や「よく見たら銀色の細い線で雨曇りのち雨が降ってる!」など、
とてもわくわくしました!

私的には、雪の山を作って遊んでいる絵が、昔の人の雪遊びの様子が見れて面白いと思い、
記憶に残っています。
(雪だるま雪ではないのねという驚き 山口は今年も雪が降るかしら?)

そして、絵の拡大写真に添えて解説がありました。
描かれているシーンの説明だけでなく、動植物が表す季節や衣服の柄などを知ることができ、
『源氏物語』の世界により深く入り込むことができました!


②山口大学図書館からも出品しているよ!

メインの展示物は、やはり源氏物語絵巻ですが、
なんとこの展示会には、山口大学図書館所蔵の展示物があります!
正確には山口大学図書館の特殊文庫である、棲息堂文庫の和書が出品されています。
「棲息堂」とは、旧徳山藩毛利侯の読書室の名称らしいです。かっこいいですね!

出品物の内容としては、『源氏物語』の読解の助けとなるものやダイジェスト版など、
一般の人々が読んだような和書です。
江戸時代の庶民が『源氏物語』をどのように親しんでいたのか、想像が膨らみますlove

ところで、長編小説あるあるとして、時系列が分からなくなるというのがありますね。
『源氏物語』はまさにそうでしょう。
出品物のうちの一つの「源氏物語年立」では、
主人公の光源氏の年齢に沿って出来事が整理されています

これを見たとき、私は「読んでいる時こういうの欲しくなるよね~」と、
これを作った江戸時代の人と握手したくなりました!

また、これらの出品物には、山口大学図書館の蔵書であるということで、
あの「三段ラベル」がついています。
私はこれを見たときに「あ、三段ラベルついてる~」とニヤッとしてしまいました。



以上、山口県立美術館企画展レポでした!
この展示会の良さは、言葉だけでは伝わらないと思うので、とても歯痒いです……


この展示会は12月3日(日)まで開催されています。
残りの展示期間は短いですが、興味を持った方はぜひ行ってみてくださいね!

※この展示会は前期展示と後期展示があり、今回このブログで紹介したものには両方が含まれています。

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