2013/12/27(金)
寒さ厳しい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか? さて、12月27日(金)をもって、総合図書館の改修工事が完了したため、12月25日(水)、26日(木)に、工事事務所が解体されました。 ![]() ズームアップ! ![]() 12月25日(水)、事務所の中は空っぽになっていました。。。 ![]() ここでインタビューをさせていただいたあの夏の日が懐かしい ![]() 『現場責任者の方に突撃インタビュー!』 前編 http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/repair-blog/index.php?e=43 後編 http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/repair-blog/index.php?e=44 一つ、また一つ、職人さんの手によって解体されていきます。 ![]() ![]() あっという間に残り一つ。 ![]() 解体されたプレハブはどこに行くのでしょう。。。次の現場でしょうか ![]() ![]() さようなら、そして、今までありがとう~~~!! ![]() 事務所があった場所はあっという間に更地に戻ってしまいました。 ![]() 思い起こせば、着工からちょうど1年。 業者さんから工事を振り返っての感想を伺いました。 <建築全般担当:技工団・村田さん奥田さん> ![]() 皆様のご協力に感謝しています。特に工事前半部分では騒音などご迷惑をおかけしましたが、ご協力のお蔭で順調に工事を進めることができました。 建物全部に思いを込めましたので、喜んで使っていただければ嬉しいです。将来的には、使う方のカラーを出して、長く愛される図書館にしていただければと思います。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ <私達の感想> 建物はできて完成ではなく、竣工時がスタートということですね。「新しい建物が利用者の皆様に愛される図書館となるよう私たちも頑張らないと!」と気持ちの引き締まる思いです。 ところで、私達にとって今回の改修で一番うれしい変化は、玄関ロビーの大きな壁を取り払い、奥まで一直線に見渡せるようになったエントランスと、積層書庫跡に生まれ変わった情報ラウンジの高い吹き抜けが開放感で一杯になったことです。 玄関ロビー:Before ![]() After ![]() 積層書庫:Before ![]() After:情報ラウンジ「りぶプラザ」 ![]() 玄関横の宿直室や倉庫だった所も飲食可能な「りぶカフェ」に生まれ変わりました。 Before:宿直室、倉庫 ![]() After:りぶカフェ ![]() 念願だった1号館のエレベータ。 これで身障者の方も安心して行きたいフロアへ自由に行くことができます。 ![]() 事務室跡がバックナンバーセンターになり、そして、 6階建ての書庫棟が増築されたことで、図書の収容冊数もアップしました (約40万冊増加)。箱詰めだった資料達を、ようやく書架に並べることが できそうです。 どど~んと6階建て書庫棟 ![]() <設備担当:山陽空調・宗里さんのコメント> ![]() 部分開館しながらの工事だったので、皆さんの利用に支障のないように努めました。 特に、図書館から事務局2号館に続く共同溝内の配管工事が大変で、水や空調をいったん止めて切り替えるタイミングに気を遣いました。 ほかにも苦労はありましたが、完成して皆さんに喜んでもらえると、大変だったことも忘れますね。 機械は使ってみないと分からないので、今後もトラブルがあったら呼んでください。学生が勉強しやすい快適な環境を提供できるように心がけたので、積極的に使ってもらえると嬉しいです。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ <私達の感想> 改修後の図書館はとても暖かいです。改修前は暖房を入れても寒かった足元が気になりません。エアコンと連動したサーキュレーターや、全熱交換器のお蔭でしょう。 天井のエアコンやサーキュレータ ![]() りぶカフェのエアコンは雰囲気に合わせてシックな色合い。 ![]() 各所にCO2センサー設置。空気の状態が一目でわかります。 ![]() そして、何と閉架書庫にも完備されたエアコンと除湿機! 梅雨時期のカビも寄せ付けません。資料保存に優れ、作業環境にも優しい配慮・・・ 本当にありがたいです。 天井にエアコン、奥に床置の除湿機 ![]() 「臭い汚い水捌けが悪い」で苦情No1だった1号館のトイレも、全室温水洗浄便座付の快適空間となりました。掃除もたいへん楽になりました。 ![]() <電気担当:住友電設・一宮さんのコメント> ![]() 一番大変だったのは、着工後も部分開館していた時期(H24年12月~H25年2月)です。1号館が建設されたのは昭和45年ですが、その後電化製品の技術は著しく進歩し、大学図書館でも電気の配線はどんどん増設されています。図面上に記載のない線もたくさんあるので、その配線を傷つけないよう細心の注意を払いながら工事を進めていました。 また、LANケーブル600本を狭いEPSの中で配線するのも大変だったですね。 できるだけ皆さんの使い勝手が良いように打ち合わせを重ねましたが、結果として喜んでいただければ私としても嬉しいです。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ <私達の感想> 改修に関わる3つの工事の中で、最も地味で綿密な作業の電気工事。でも、欠かすことのできない、とても大切な工事であることを実感しました。照明はもとより、エアコンもエレベータも火災報知器も電気が命。館内どこでもパソコンが利用できるのも、各所に配置したコンセントのお蔭です。 改修期間中暗かった図書館に初めて照明が灯った夜。感激でした! ![]() 新たなシンボルとなった時計塔 ![]() 閲覧室の照明は美しい直線 ![]() EPS内には滝のようなLANケーブル! ![]() 自由な学習空間(アカデミックフォレスト)を提供できるのは床(OAフロア)のコンセントがあるから。トラブルに迅速対応できるよう、番号も貼ってあります。 ![]() 1年以上に亘る工期中、図書館を完全休館することは利用者の方々へ影響が大きすぎると判断し、1号館を2期に分けて西側をH24年12月から着工し、東側はH25年3月~9月までの最速6ヶ月間で解体から完成まで実施していただきました。解体工事をしながら部分開館していた時期は、予想外の雨漏りや粉塵なども起きて大変だったことを思い出します。 ご無理をお願いしたにもかかわらず、各社とも工事現場が図書館であることを常に配慮して下さり、また、私たちの要望にもできる限り応えていただいて、誠にありがたいことでした。 事務所も解体され、これまでお世話になった業者の皆さんともお別れです。 最後に図書館正面玄関で記念写真を1枚 ![]() ![]() 最後の最後まで大変お世話になりました!本当にありがとうございました! 改修工事関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。 お別れは寂しいですが、皆さんとともに作り上げた図書館をより良いものにしていくため、これから頑張っていきます ![]() 図書館建物の改修工事は完了しましたが、書架の設営や資料の移動など、完全開館に向けた仕事はまだまだ残っています。 年明けから雑誌(書庫3F:自然系和雑誌、書庫4F:人社系和雑誌【タイトル頭文字Q~Z】)をバックナンバーセンターに移動する作業も始まります。 利用者の皆さんにはご不便をおかけしますが、なにとぞご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 職員 森實
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