地域固有資源 「桃色レンガ」

宇部市が炭鉱で栄えたころの名残でもある桃色レンガ。独特の赤褐色が特徴で、宇部市の町並みを形成しています。しかし、現在生産できないことや保存活動が組織的でないことによりその数が減りつつあります。工学部図書館では、後世に価値と歴史を伝えるために桃色レンガを再利用したデザインを取り入れました。

工学部図書館における再利用の取組み

前庭

図書館正面にあるカフェと連続した心地の良い前庭には、2 種類の桃色レンガが敷かれています。この入口へと続く桃色レンガの道は、宇部市の町並み、通称「桃色レンガの小径」を表現しています。また、前庭を通ってE 棟方向へ行く際に芝生を傷めることを考慮して、角にレンガを敷き詰めています。

受付カウンター

工学部図書館に入ってすぐ左にある受付カウンターには、約 350 個程の桃色レンガが使われています。どれ一つとってもの同様のものはなく、非常に味わい深いものとなっています。制作には、職人さんのご指導のもと学生・教員だけでなく桃色レンガの提供者様、関係者様も交えて楽しく行われました。