引用のルール

情報源に書かれている内容を、あたかも自分の考えのように、そのままレポートや論文に使うことはできません。「盗作」にあたり、決して行ってはならない行為です。「盗作」やWEBサイトなどの「コピペ」は、大幅な減点対象になりますし、停学、学位取得後であれば学位剥奪などの重い処分を科せられる場合もあります。
図書や雑誌などから得た、根拠や証拠となる部分は、「引用」して利用しましょう。「引用」や「参考文献」の書き方は分野によっても様々です。いずれの場合も「引用」した箇所を明確にすること、引用元である文献情報を「参考文献」として記載しましょう。

参考

参考文献リストの作り方

1. 引用のしかた

引用のポイント

  • 自分の意見とそれ以外とを明確に区別すること(明瞭区別性)
  • レポートや論文の目的上、必要最低限の範囲で行うこと(必要最小限)
  • 自分の書いた文章と引用とを比較したときに、質的にも量的にも自分の文章が主で引用が従の関係になっていること(主従関係)
  • 引用した文献の出典を明示していること(出典明示)

以上を踏まえたうえで、具体的な引用の作法は以下のとおりです。

●もとの文章をそのまま引用する場合
引用部分が短い場合は「」でくくる。
長い場合は、引用部分の前後1行を空けて、さらに2~3文字下げる。または、フォントやフォントサイズを小さくするなど。
●要約して引用する場合
要約部分に番号を附し、末尾に出典として参考文献を記載する。

2. もっと詳しく知りたいときは・・・

●総合図書館 1Fアカデミックフォレスト
総合図書館1Fアカデミックフォレストのアカデミック・スキルコーナーには、大学での学び方やレポートの書き方などについて書かれた本が置いてあります。
●山口大学 共通教育WEBページ
共通教育WEBページにも、レポートの剽窃・盗用(コピー&ペ-スト)に関する注意書きが掲載されています。ここのリンクから、詳しい引用の作法についても確認することができます。

参考文献

市古みどり編著, 上岡真紀子・保坂睦著(2014) 『資料検索入門 : レポート・論文を書くために』 慶應義塾大学出版会.

井下千以子著(2014)『思考を鍛えるレポート・論文作成法』 慶應義塾大学出版会.