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ポーツマス条約  日露戦争が開戦してから今年で100年目に当たります。
この出来事は日本とロシアの両国だけでなく、世界史的な広がりを持った大きな出来事といわれており、山口県出身の人物が多く関わっていました。
 今回の常設展示では、日露戦争に関わった山口県出身の人物に焦点を当て、その人物に関連する歴史資料を展示いたします。 この常設展示を通じて一人でも多くの方に歴史資料に親しみを持っていただければ幸いです。
  【展示期間】 平成16年7月9日(金)から
  【展示場所】 山口大学総合図書館 常設展示コーナー
  【展示資料】 図書館所蔵資料(一般図書、特別資料など)
           東亜経済研究所所蔵資料
 

特別展【英国新聞が見た日露戦争】は展示終了いたしました。

  今回の展示でピックアップする人物

 寺内 正毅 (てらうち まさたけ)  寛永5年(1852)−大正8年(1919)
山口県山口市平川出身。
明治時代の政治家、軍人。
御楯隊に入隊して、第二次幕長戦争に参加。
維新後、西南戦争に出征、その際に右手を負傷した。
日露戦争時には陸相を務め、その後、大正5年に首相に就任した。
 乃木 希典 (のぎ まれすけ)  嘉永2年(1849)−大正元年(1912)
江戸麻布の毛利藩邸で生まれる。
明治時代の軍人。
15歳で、吉田松陰の叔父である玉木文之進に学び、18歳で萩の明倫館に入学。
小倉戦争、西南の役に参戦し、日露戦争では第三軍司令官に就任。
その後、学習院で第10代院長に就任し、「質実剛健」の教育に力を注いだ。
 桂 太郎 (かつら たろう)  弘化4年(1847)−大正2年(1913)
山口県萩市平安古出身。
明治時代の政治家、軍人。
藩校明倫館で学び、馬関戦争、戊辰戦争に参戦。その軍功で得た資金で,
明治3年にドイツへ留学し、経済学などを学ぶ。
その後、陸相に就任、日露戦争時には首相として対処した。
 山県 有朋 (やまがた ありとも)  天保9年(1838)−大正11年(1922)
山口県萩市川島出身。
明治時代の政治家、軍人。
19歳のときに松下村塾に入門し、長州藩内抗争では奇兵隊軍監として、
戊辰戦争では参謀として活躍。
二度に渡って内閣を組織し、日露戦争では参謀総長として参加した。
その後は元老の第一人者として軍や政界に重きをなした。

 兒玉 源太郎 (こだま げんたろう)  嘉永5年(1852)−明治39年(1906)
山口県徳山市出身 
明治時代の政治家、軍人。
明治初頭の戊辰戦争、佐賀の乱、神風連の乱、西南戦争を経て、その軍人としての才能を認められ、陸軍近代化にも貢献した。

企画:山口大学図書館
協力:山口大学経済学部 東亜経済研究所

問い合わせ先  図書館情報ナビゲーション係 内線5183 E-Mail:toshokan@yamaguchi-u.ac.jp