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東京職工学校  長州五傑が活躍した時代(明治時代)には、他にも様々な人物が日本の近代化に 貢献してきました。その中には、産業の発展に力を尽くした小幡高政や品川弥次郎、 教育の発展に力を尽くした福沢諭吉など、様々な人物を確認することができます。 今回の常設展示では、明治時代における日本の近代化に貢献した人々の中から、 山口県出身の人物をピックアップし、その人物に関連する資料を展示いたします。
  【展示期間】 平成16年1月8日(木)から
  【展示場所】 山口大学附属図書館本館 常設展示コーナー
  【展示資料】 図書館所蔵資料(一般図書、特別資料など)
  ●展示資料    ●参考資料  

  今回の展示でピックアップする人物

 藤岡 市助 (ふじおか いちすけ)
山口県岩国市出身 安政4年(1857)−大正7年(1918)
明治時代の電気工学者。
日本のエジソン・電気界の父と呼ばれる。 日本で最初の電灯、電気鉄道等を設計する。
東京電気、東京電気株式会社(現在の東芝)の設立者
 片山 東熊 (かたやま とうくま)
山口県萩市出身 安政元年(1854)−大正6年(1917)
明治時代の建築家で宮廷建築の大御所。
1909年に建設された東宮御所(旧赤坂離宮、現迎賓館)は 彼の代表作である。
奈良国立博物館、京都国立博物館も 彼が手がけた建物である。
 正木 退蔵 (まさき たいぞう)
山口県萩市出身 弘化3年(1846)−明治29年(1896)
吉田松陰に教えを受けた一人で、主に工業教育に力を 注いだ人物。
東京職工学校(東京工業大学の前身)の 初代校長を務めた。
小説家スティーヴンスンに吉田松陰の事を伝えた人物と しても有名である
 玉乃 世履 (たまの せいり)
山口県岩国市出身 文政8年(1825)−明治16年(1886)
明治初期に初代の大審院長(現在の最高裁判所長官に相当)になった人物。
剛毅果断・清廉潔白な精神の持ち主で、その公正な裁きにより、「明治の大岡」と
賞賛された。
 山田 顕義 (やまだ あきよし)
山口県萩市出身 弘化元年(1844)−明治25年(1892)
大村益次郎の教えを受けた人物で、日本の近代法の 基礎を確立した。
日本大学の前身である日本法律学校、及び国学院大学の 創始者でもある。
初代司法大臣。
  
山口大学附属図書館